NEMO オーロラハイライズ 4P レビュー
まるで小さな別荘。
居住性を最優先するなら、このテントは最高クラス。
「寝るため」ではなく「過ごすため」のテントの魅力。
キャンプを始めた頃は、「寝られれば十分」と思っていました。
ですが、キャンプを重ねるにつれて考え方が変わりました。
雨の日。
風の強い日。
暑い夏。
寒い朝。
そんなときに快適さを左右するのは、焚き火台でもチェアでもなく、テントです。
その中でも、居住性をとことん追求したテントとして人気なのが
(ただの私見かもしれませんが)
NEMO オーロラハイライズ4P
一般的なドームテントとは一線を画す
〝家のような快適さ〟が魅力のファミリー・グループ向けテントです。
* * *
基本スペック
- ・使用人数:4人
- ・重量:約7.2kg
- ・室内高:約190cm
- ・前後2か所の大型出入口
- ・前室2か所
- ・自立式
- ・アルミポール採用
- ・3シーズン対応
室内高190cmという数字以上に、
壁がほぼ垂直に立っているため、とにかく広く感じます。
* * *
<良かったところ>
①とにかく居住性が素晴らしい
このテント最大の魅力です。
普通のドームテントは壁が斜めなので、端のスペースは意外と使えません。
しかしオーロラハイライズは、壁が立っています。
そのため、
- ・コット
- ・テーブル
- ・チェア
- ・荷物
を置いても圧迫感がありません。
大人4人でも十分寝られますが、2人で使うとまさに贅沢空間。
「テント」というより、小さなログハウスのような感覚になります。
②天井が高いので着替えが本当に楽
高さは約190cm。
多くの人が中で立てます。
これだけで快適さが大きく変わります。
- ・着替え
- ・荷物整理
- ・朝の準備
どれも腰を曲げなくて済むので、キャンプ中の疲労感がかなり違います。
③窓が大きく開放感がある
大型の窓が付いているので、景色を楽しめます。
さらに風も良く抜けるため、夏キャンプでもかなり快適。
閉塞感が少なく、外との一体感があります。
④設営が思ったより簡単
大型テントというと、「設営が大変そう」 と思いますが、
色分けされたポール構造で、比較的わかりやすい設営になっています。
もちろん一人でも可能ですが、二人なら10〜15分程度で設営できるでしょう。
初回は少し時間がかかっても、慣れるとかなりスムーズという声が多く見られます。
⑤前室が広い
前後に前室があります。
- ・靴
- ・クーラーボックス
- ・焚き火道具
などを置けます。
雨の日でも荷物が濡れにくいので、ファミリーキャンプではかなり便利です。
* * *
<気になったところ>
- ①重量は軽くない
約7kgあります。
バックパックキャンプには向きません。
完全にオートキャンプ用です。
- ②価格は少し高め
安価な4人用テントと比べると高価です。
しかし、居住性を見ると納得できる価格。
「長く使える家」と考えれば十分価値があります。
- ③強風ではしっかり張る必要がある
基本性能は高いですが、高さがある分、ガイロープはきちんと張った方が安心です。
適切に設営すれば風雨にも十分対応できますが、
レインフライの張り方が甘いと風で音が出やすいようです。
* * *
こんな人におすすめ
・ファミリーキャンプ
・夫婦キャンプ
・犬連れキャンプ
・雨の日でも快適に過ごしたい
・テント内でゆっくり過ごす時間を大切にしたい
あまり向かない人
- ・徒歩キャンパー
- ・荷物を極力減らしたい人
- ・軽量装備を重視する人
* * *
まとめ
キャンプは、「寝る場所」ではなく、「過ごす場所」。
そう考える人にとって、NEMO オーロラハイライズ4Pは非常に魅力的なテントです。
立って歩ける室内高、壁が立った広い空間、大きな窓による開放感。
テントの中でコーヒーを飲み、本を読み、雨音を聞きながらゆっくり過ごす
――そんな時間を楽しみたい人には、これ以上ない選択肢の一つでしょう。
居住性を最優先するなら、このテントは価格以上の満足感を与えてくれる一張りです。
このテントは、眠るための道具ではありません。
自然の中に、自分だけの小さなリビングを作るための道具です。
椅子に腰掛けて窓の外を眺める時間も、雨音を聞きながら本を読む時間も、
このテントなら特別なものになります。
キャンプ場で「何もしない贅沢」を味わいたい人に、自信を持っておすすめできる一張りです。
